エクスペリエンス三重県応援団

 

結びの神は三重県が主導となり開発し、知事が命名したお米です。生産者側のメリットとして、暑さに強いことが挙げられます。近年の異常気象で暑さや降雨など、天候が読めない日が続きますが、結びの神は種が強いので、生産者にとっても非常にありがたいお米です。

しかし、最初は同じ種でも、植える田んぼ、目のかけ方によって、次第に違いが出てくるのが農業の面白さでもあり、大変なところでもあります。「他よりも良いものを作りたい」とスズカトラクターの太田さんは語っています。

 

スズカトラクターは、三重のブランド米「結びの神」の生産農家のひとつです。

県が定める厳しい3つの基準「玄米タンパク含有量が6.8%以下であること」「生産者が“みえの安心食材”の認証を受けていること」「農作物検査規格1等格付けであること」これらすべてをクリアして初めて、結びの神として販売することを認められるのです。

結びの神は、粒感がしっかりしており、粘りが強すぎないけれどもっちりした食感で、冷めても美味しいという点が一番の特徴です。どのような料理にも合うので、おかずを選ばず、炒飯も美味しくできるという、主婦にもやさしい調理しやすいお米です。

スズカトラクターは、自分たちが食べたいと思うお米を皆様にお届けしたい、という思いで米作りを行っています。

 

 

美味しいものは、心をすごく豊かにしてくれる。だから、美味しいものだけを作りたい。

 

美味しいものというのは、心をすごく豊かにしてくれます。だから、美味しいものだけを食べていきたいし、美味しいものだけを作っていきたいのです。

自分たちが種から育てた、言わば子どもとも言える稲たちが大きく育っていくのを見ていると、やりがいを感じます。もうこんなに育ったの?と、驚くこともありますよ。自分たちは、稲の顔を見ながら、稲と会話しながら米作りをしています。まるで子どもたちと一緒にいるような感覚で、楽しいです。

スズカトラクターでは、自分たちが心を込めて大切に作ったお米を、直接お客様に届けたいという想いがあります。農協に出せば、自分たちの目には見えないですが、お客様の元には必ず届きます。しかし、直接来ていただいてお渡しするというところまでやりたい。「うまかった!」と言ってもらえると、あぁ一年間頑張ってきて良かったなと、心底思います。

 

 

お米に強い情熱と愛情を注げば、お米はその味で応えてくれる。

 

スズカトラクターでは、お米を作る際、農薬を極力使わないようにしています。

農薬を使えば作業はとても楽になります。しかし、自分たちが農薬をたくさん使ったお米は食べたくないと思っているので、どれだけ手間が掛かっても、安心で安全なお米作りにこだわっています。

また、子どもたちが米作りに興味を持ってくれるよう、作業にドローンを使用するなど「かっこいい農業」を目指しています。自分たちの作業風景を見て、やってみたい!と思ってもらいたいですし、子どもたちにお米を好きになってもらいたいという思いがあります。

通常の米作りでは苗を田んぼに植えて育てていきますが、当社の米作りは種まきから行っています。お米に強い情熱と愛情を注いでいるからこそ、お米も味で応えてくれるんだと思います。

 

 


基本情報

住所: 三重県鈴鹿市安塚町1822

電話番号:  059-383-8530

Instagram: suzutora0141okome

 


取材後記

結びの神は三重県が主導となり開発し、知事が命名したお米です。生産者側のメリットとしては暑さに強いこと。近年の異常気象で暑さや降雨などが続いても、結びの神は種が強いので非常にありがたいと話してくれました。

ただ最初は同じ種でも、植える田んぼの土や愛情のかけ方によって違いが出てくるのが農業の面白さでもあり、大変なところ。他よりも美味しくて良いものを作っていきたいと、太田さんは語っています。

スズカトラクターさんは、旦那さんは凝り性でいろいろなことを考えこむタイプ、奥さんが尻を叩き前向きにさせるタイプだそうで、そんな二人三脚で、バランスを取りながら良いものを作り出されているのだなと感じました。

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