歴史的建造物の伝統を守る -丸芳奥野建築(伊勢市)

神宮をはじめ、伝統的な社寺建築が多く残る三重県。伝統・歴史を紡ぐうえで、建造物の保全も重要です。昭和49年創業で、伊勢市に拠点を置く丸芳奥野建築株式会社は、こうした社寺建築の新築、修復・修繕を中心に事業展開する工務店。社寺建築に携わるきっかけとなったのは、創業者であり代表取締役社長 奥野芳彦さんの父が、菩提寺を新築したいという想いから始まったもの。現在に至るまで、近隣の社寺建築をはじめとし、多くの実績を築いてきました。

社寺建築を100年200年と継承いくうえで、宮大工はなくてはならない存在であり、木材の刻みをはじめとした高い専門性と技術、創造性が求められます。丸芳奥野建築では、ノウハウと木に対する豊富な知識を持つ宮大工が、図面では読み取れない、木の癖や現物の状態を考慮して建築・修繕を行っています。

奥野さんは、「疎遠になった人と人の繋がりを取り持つ建物を造りたい」と語ります。昔の工法から今の工法にアップデートし、当時の技術を超えていく。歴史的木造建築の伝統を守り、古い建物を蘇らせる丸芳奥野建築は、これからの社寺建築保全の技術を発展させる大きな軌跡を刻んでいます。

[配信日]2023年06月12日
[企業名]丸芳奥野建築株式会社
[出演]代表取締役社長 奥野芳彦 他

基本情報
住所〒510-8014 三重県四日市市富田三丁目22番83号
電話番号059-364-2141
公式サイトhttp://www.kimama-j.com/

※情報は取材時のものであり、変更の場合があります。

動画リンク先
YouTubehttps://youtu.be/M68Zh6Bm-IM