良品は客を招く、日本文化 ひじき – 北村物産(伊勢市)

“良品は客を招く”を社是として掲げる北村物産株式会社は、江戸時代後期 寛政年間創業の、伊勢志摩産をはじめとするひじきの水産加工を営む会社。代表取締役社長 北村裕司さんは地場産業としての誇りとともに、「地域を徹底的に自慢して商売にできるのが地場産業の良さ。ひじきを食する日本の文化を後世に残したい」と語ります。

よいひじきの条件とは、身が詰まっていて食感もちょうどよく、風味が残るもの。海水の塩分や渋み、雑味を取り除くひじきの加工工程を”引き算”と例え、機械化を積極的に進めながらも、機械では置き換えることができない人の五感による伝統製法を大切にしています。その日の蒸し時間を見極めた丁寧な炊き上げ、乾燥、異物除去など、きめ細やかな作業を経て、旨味や風味を残しながらも雑味の取れた良品を仕上げます。

天照大御神の食事を司る神を祀った豊受大神宮では、神饌としてひじきが多用され、古来よりひじきが日常の生活に重宝されてきたことがわかります。三重県伊勢志摩産のひじきは特に品質が良いとのこと。北村社長は「収穫時期にこだわってくれる生産者の想いが詰まっており、加工業としてその想いを紡ぐことが良品につながる」、「ひじきを食することは日本の文化であり、日本人の健康に寄与する」と、郷土の良さを背景に、地場産業であるひじきの魅力を多くの方に伝えています。

[配信日]2021年11月10日
[企業名]北村物産株式会社
[出演]代表取締役社長 北村裕司 他

基本情報
住所〒515-0509 三重県伊勢市東大淀町187
電話番号0596-37-2133
公式サイトhttps://www.hijiki.jp/

※情報は取材時のものであり、変更の場合があります。

動画リンク先
YouTubehttps://youtu.be/VLQvie-myl0