《三重の魅力ピックアップ》
「想い」「伝統」「人とのつながり」が、愛されるお酒を生み出す。
2016年に開催された第42回先進国首脳会議(伊勢志摩サミット)の乾杯酒になった「半蔵 純米大吟醸」。
このお酒を製造しているのは豊かな田園に囲まれた地、三重県伊賀市に蔵を構える大田酒造。現在もできる限り伝統的な手作りにこだわり、昔ながらの木桶仕込み等の製法で製造しています。さらにベテランを含めた蔵人がお酒一本一本、丁寧にラベルの手貼りや包装を行い、お客様へ販売しています。
伊賀地域は日中と夜間の気温差が大きいため、米の栄養素が逃げにくく高品質な酒米が育つと言われており、地元米農家の酒米を使い蔵の良さを出すという先代からの想いを今もなおお酒で表現しています
1892年(明治25年)創業以来、地域に根差したお酒造りを行い、「またこの蔵で造っているお酒を飲んでみたい」というお客様とつながっています。「想い」「伝統」「人とのつながり」は、先代から七代目 大田有輝杜氏をはじめ蔵人へと受け継がれ、蔵は守り続けられています。

伊勢志摩サミットの乾杯酒「半蔵」をはじめとした多彩なラインナップ
酒米は経験豊富な専業農家と契約し、伊賀産の酒米と地元契約栽培米を主に使用しており、「服部半蔵」ゆかりの地、伊賀上野にて、その名を冠した「半蔵」を醸しています。
「半蔵 純米大吟醸」と聞くと、伊勢志摩サミットでの乾杯酒(半蔵 純米大吟醸 磨き40)の印象が強いですが、実は半蔵と名前が付く商品は30種類ほどあります。
その中の一つである「純米大吟醸 HANZO 神の穂」は、お手頃な価格ながら纏まった香りや味わいを楽しめ、和食はもちろんのこと洋食、フレンチにも合うためどんなシーンでもお洒落に飲むことができます。
半蔵を飲みたいけど30種類の中から選ぶのは迷ってしまう。そんなときは自分好みの半蔵を選んでいただけるので、大田酒造に行ってみてはいかがでしょうか。
蔵人ならではの飲み方を教えていただくのもオススメです。

〇専務取締役 大田 智洋さん
「父の代からある人とのつながりは、これからの時代も大事であると考えています。また、美味しいものができたと自分で思うことは大事ですがそれだけではいけない。そのお酒を飲んでみよう、この蔵で造っている人たちを思って飲んでみようと思っていただけるようにしています。」
そう話す智洋さんの言葉には、蔵を担う人物だからこそ重みがありました。お酒を造る上で必要となる、地元酒米農家に定期的に訪問するなど、地域に根ざした酒造りと人とのつながりを大切にしたい、後世へ伝えていきたいという想いが伝わってきます。
〇杜氏 七代目 大田 有輝さん
「人と人との繋ぎ目、お料理と人との繋ぎ目。」
繋ぎ目を意味する接続語「&」を七代目は商品名につけました。
このお酒の飲み方について「この飲み方でないと嫌だという気持ちはなく、自分が造ったお酒が、その人にとって美味しい飲み方・楽しくなれる飲み方で楽しんでいただければ」と語っています。先代からのノウハウを受け継ぎ、お客様への想いを大切に生み出された「&」シリーズには、七代目の意志が込められています。
伊勢志摩サミットの乾杯酒になった純米大吟醸 半蔵を製造する大田酒造。
常に高品質で新しい味も追求しています。県内で開発された純地元米 神の穂や、伊賀が限れた産地にもなっている山田錦で造る日本酒は、ブランドとなっています。
ワイングラスで飲む日本酒や燗酒など、多様な飲み方ができるのも特徴的です。
ブランドの一つ「&」に込められた、料理と人、人と人のつなぎ目に。大田酒造では、日本酒を楽しむ空間から創り上げようとしていました。
[企業名]株式会社大田酒造
[出演]専務取締役 大田智洋 他
基本情報 | |
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住所 | 〒518-0121 三重県伊賀市上之庄1365-1 |
公式サイト | https://www.hanzo-sake.com/ |
※情報は取材時のものであり、変更の場合があります。
動画リンク先 | |
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YouTube | https://youtu.be/tiay7prfpEM |